チェン・ビー (程璧 / Cheng Bi)
チェン・ビー (程璧 / Cheng Bi)
中国山東省生まれ。
北京大学修士課程で日本文化を専攻。同大学院卒業後に来日。株式会社日本デザインセンター 原研哉のもとで勤務を経た後に独立。 谷川俊太郎(詩人)、谷川賢作(音楽家)、田原(中国人詩人、城西国際大学 教授)、湯川潮音(ミュージシャン)らとの知遇を得て、東京と北京を拠点にシンガーソングライターとしての活動を開始する。
2014年にセカンドアルバム 『詩遇上歌』(Poetry Meets Song)をリリース。谷川俊太郎の「春の臨終」、日本で第60回H氏賞を受賞した中国人詩人・田原の「枯れ木」、中国の現代詩人・北島の「一切」、西川 の「野鳥」の作詞を含む全9曲を書き下ろす。(アルバムのタイトル『詩遇上歌』は中国の現代詩人・北島により命名、表紙写真は日本人画家の野田弘志の撮影)
2015年に3枚目のアルバム「あなたと上の空(我想和你虚度时光/I want to waste time with you)」をリリース。プロデューサーにモーシー(莫西子詩)を迎えた意欲作は中国全土で話題となる。
程璧,旅日音樂人,詞曲創作者,兼具森系與佗寂之美,被稱為“離詩歌最近的聲音”。莫西子詩、原研哉、高曉鬆、老狼 等一致認可與推薦。以一把古典吉他為詩歌譜曲,嗓音“又優美又瀋靜,又清亮又嶄新”。曾工作于東京NDC原研哉設計研究所,現居東京獨立從事藝術創作與寫作。 2014年8月 發表第二張個人原創音樂專輯《詩遇上歌》(Poetry Meets Song) (題目由中國現代詩人北島命名,封面攝影來自日本超寫實主義油畫大師野田弘誌。) 2014年7月 發表第三原創音樂專輯《我想和妳虛度時光》(I want to waste time with you)
title「我想和你虚度时光(あなたと上の空 )」/ artist 程壁(チェン・ビー)
01_给少年的歌(少年の歌_Song for juvenile)
02_春分的夜(春分の夜_Night of spring equinox)
03_我的家门口(私のおうち_My home)
04_冲绳民谣(沖縄民謡_Okinawan folk)
05_梅雨(梅雨_Rainy season)
06_我想和你虚度时光(あなたと上の空_I want to waste time with you)
07_一束(花束_Bouquet)
08_恋恋风尘(恋の風埃_Wind dust in love)
09_我喜爱一切不彻底的事物(愛しき不完全_I love all things incomplete)
BIG ROMANTIC RECORDS
produced by BIG ROMANTIC RECORDS / PANDA RECORD
品番 : BRRCD-2 ¥2,315-(税抜き)
2016年8月6日発売
翼を得た程璧(チェン・ビー)の歌が旅に出た。
中国の南方文化、沖縄、東京、そして彼女の故郷の山東省。 言語や民族を爽やかに飛び越える冒険。「あなたと上の空(我想和你虚度时光/I want to waste time with you)」は、そんな新しい風景を見せてくれるアルバムだ。
次にリリースされた2枚目のアルバム「詩遇上歌(Poetry Meets Song)」(2014年 8 月発売)は、程璧(チェン・ビー)にとって本格的なデビューアルバムとなる。 日本を代表する詩人である谷川俊太郎の「春的臨終」を始め、中国の現代詩人 の北島(Bei Dao)、西川(Xi Chuan)などの詩を得た彼女は、このアルバムで「詩」 と「歌」の結晶を見せた。
そして、今回のアルバム「あなたと上の空」。 このアルバムは、中国の南方文化や、沖縄、東京などの多様な文化を飛び越えてみせた。時折響く民族楽器、 沖縄の音階、東京のカフェで流れるような優しいウクレレ。 聴いていると、まるで旅をしているような心地になれる。 何より、プロデューサーのモーシー(莫西子诗/Moxi Zishi)が、程璧(チェン・ビー)の内面に秘めていた音楽性を引き出 している。 アーティストとしても活躍するモーシーが持つ力強くて深い心が、 彼女に翼を与えたのだ。
チェンビーの美意識には、静かなる部分と生き生きとした部分の両極があって、前作の「詩遇上歌」は重厚な詩と歌がメインにあり(日本を代表する詩人である谷川俊太郎の「春的臨終」を始め、中国の現代詩人の北島(Bei Dao)、西川(Xi Chuan)など)、彼女の静かなる一面を表現したものだった。そして自然とこの新しいアルバムは彼女の持つもう一面の、生命力に満ち溢れたサイドのものになる。
彼女はこの一面を表現する為に、モーシー(莫西子诗/Moxi Zishi)をプロデューサーに迎え、彼の持つ自然で原始的なインスピレーションはこのアルバム制作にとって重大要素となるのである。
アルバムには9曲収められていて、その中の5曲は東京在住時に東京のあらゆる風物にふれて創作したのもで、その他3曲は北京で作られたもので、中国の若い現代詩人の作品を元に作曲をしたものとなる。
我的两个审美方向,一个是沉静,一个是生动。如果说去年秋天的《诗遇上歌》,因为那些厚重诗歌的加入,而更多的是沉静,那么今年春天的新专辑更多的会是生动。我把我的“生动”解释为:盎然的生意,蓬勃和自由。 为了诠释“生动”,我邀请莫西子诗来帮我担纲制作。从一见面就知道,是调性相合的人。他的身上没有“城市感”,更多的是森林、大海、山野、月光。我听过他的专辑《原野》,或是高亢或是忧伤,或是明亮或是低沉,是从土地里面生长出来的旋律,所有的浅唱低吟都是最自然和原始的东西。 专辑里面还是九首歌。其中五首是我创作于东京,会和节气、风物、自然、民俗有关。另外三首创作于北京,是基于三首中国现代诗歌的谱曲,是中国年轻诗人的作品。所以这张专辑,相比上一张《诗遇上歌》,自己的词创作部分会多一些,但仍会隐隐含着诗歌这条线,会有趣。 关于专辑名《我想和你虚度时光》,来自刚刚获得鲁迅文学奖的诗人李元胜的一首诗。这是我最喜爱的一种诗歌样式,不规整的句子,不押韵,散淡,平常,但是突然会有一句直达内心最柔软的地方。想起辛波斯卡那句“我偏爱写诗的荒谬,胜过不写诗的荒谬。” 写诗,唱歌,这些在一些人眼里也都只是些荒谬的事情吧。但我宁愿这样。