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蘑菇mogu(from北京) の東京開店奮闘記



中国は北京で長きに渡りインディシーンに寄り添ったレーベルであり、ライブバーも運営する男、それがmogu

そんな彼がなんと今年の始めから東京に居を移し新規開店準備中という。この驚くべき行動に大浪漫ではリスペクトを込めて、ここでmoguの東京開店に向けたストーリーを連載していきたいと思います。

まずはmoguが東京開店を目指すに至るまでの流れを聞いてみました。


在中國北京擁有一間在獨立音樂場景裡長期陪伴大家被寄與厚望的音樂品牌、同時也經營著live bar的那個男人、就是----mogu

萬萬沒想到這樣的他居然正在準備移居東京開一間新的店鋪。

對於這樣突如其來的驚人舉動,大浪漫決定帶著崇敬的心在這裡展開mogu的故事連載。

第一篇來問問Mogu到底為什麼會興起在東京開店的念頭的過程吧!



まずはmoguがどういう人物なのか

首先,Mogu究竟是什麼樣的人物呢?



moguさん



Q:moguのお店のことを紹介してください

Q:請先跟我們介紹一下你的店吧


3年のコロナ禍を経て、今は一つのmogu space蘑菇空间だけになりました。(以前はいくつかのスペースを運営)。mogu space蘑菇空间ではレコードCD販売、カフェ、ビール販売を行いつつライブ会場でもありました。69cafeという以前やっていたスペースと同じ形態ですね。店内で行うライブは新しいインディーズのアーティストが表現できる場所を提供してきました、レーベルと共にここ数年ずっと取り組んできたことです。インディー音楽を発見し広めること、です。


歷經了三年的疫情,目前只剩下一個mogu space蘑菇空間(以前曾有好幾個空間)。蘑菇空間除了販售唱片、咖啡、啤酒外,也是現場表演的空間。

跟以前經營的69cafe是一樣的形式,希望能透過在店內的演出讓新的獨立音樂人可以有一個表現的空間,這也是廠牌這些年來一直在做的事情,發現並推廣獨立音樂。



mogu space



最初に東京に来たのは2016年の3月、旅行で来て1週間滞在してとても好きになりました。


最一開始來東京是在2016年的三月來旅行,待了一個禮拜就喜歡上這裡了。



Q:当時1週間東京にいて、どこにいきましたか?東京のどこら辺を好きになったのでしょうか?

Q:第一次來東京的時候去了哪裡呢?喜歡上東京的什麼地方呢?



最初に東京を訪れたのは2016年の春ですね、全体旅程は日本の友人が決めてくれて、いくつかの有名な場所に私たちを連れて行ってくれました。その時は高円寺の宿に泊まって、毎朝必ずといっていいほど近くのBONYという喫茶店でモーニングをしてました。店長は80歳前後の老夫婦で、50年以上営業しているお店でした。後々我々は気づくのですが、東京は5-60年以上の歴史があるお店が多く、これは中国ではなかなか考えられないことです。私の一番古いお店である摇篮唱片店(ゆりかごレコード)ですら15年で、その後胡同の再開発でクローズしました。ちなみに2年前に知ったのですがBONYの店主は身体の問題でお店をたたんでしまいました。あと他にも驚くべきことに、東京は至る所にレコードショップがあって、いろんなレコードあって、多くのお店が流す音楽はとてもレトロだったり、ロックだったり、とても不思議な感じがしました。中国国内でレコードショップを開くのは容易ではなく、まずライセンスの手続きに頭を悩ますのです。これについてはまた機会があれば詳しく話しましょう。


第一次來東京是2016年的春天,全程得益於兩個日本朋友的照顧,帶我們去了幾個有名的地方。當時住在高円寺的民宿,每天早上都一定會去附近的BONY咖啡廳吃早餐。店長是80歲左右的老夫婦,已經經營了50幾年,後來我們才發現,東京有5-60年以上歷史的店有非常多,這在中國是想都不敢想的。我最久的搖籃唱片行也才15年,後來因為老胡同重新開發的關係關門了。還有其他讓我感到非常驚訝的是:東京遍地都是唱片行、各種唱片應有盡有,有許多唱片行裡播放的音樂也很復古、很搖滾、感到非常不可思議。要在中國開唱片行是非常不容易的,首先光執照申請就令人傷透腦筋。這個部分以後有機會再細說吧。



moguの高円寺のお気に入りのお店 BONY



北京に戻って、インディレーベルであるmaybemarsに提案をしました。white+を東京に連れて行って現地の現場の雰囲気を体験させたい、と。それが決まったあと、9月にwhite+と一緒に東京に来て、5箇所のツアーをしました。


回北京後,和獨立廠牌兵馬斯提案,希望能帶white+去東京感受當地現場的音樂氛圍,於是決定後,九月就跟white+一起來了東京,巡演了5個場地。



white+



Q:white+のツアーではどんなエピソードがありましたか?

Q:和white+巡演時有發生什麼故事嗎?


北京に戻ってmaybemarsにツアーの計画を持ち込んでみて、それが通ったあと東京の松本さんにツアーの会場を推薦していただきました。東京に来た後は宿代を節約するために友人のお店に転がり込んだりしました。東京はとても開放的な街で、レコードショップ、楽器店、リハーサルスタジオなど、ステージがなくてもどこでもライブを開催できるのでした。

ツアー中にwhite+のメンバー张守望は一件の20平米くらいの小さいバーでギターのソロライブを行いました。その日はお客さんで溢れていて、台湾の女性がパフォーミングアーツを行ったりしました。


當時回到北京就跟兵馬斯試提了巡演計畫,通過後就開始拜託東京的松本先生推薦巡演的場地。抵達東京後因為想省住宿費,大家都去蹭住在朋友家。東京有個非常開放的地方是,唱片行、樂器行、練團室等等都可以安排演出,就算沒有舞台。

在巡演時,white+的成員張守望在一間只有20平方公尺的小酒吧做了個人的吉他solo演出,有個台灣的女生還當場跟著表演了行為藝術。




Q:当時中国から日本にツアーに行くというのはどんな感じだったのでしょうか?

Q:當時從中國到日本巡演是什麼樣的感覺呢?



当時は日本にツアーに行くバンドはほとんどおらず、よく知らない土地に初めて踏み出すのはやはり非常に興奮していました。日本人は中国の音楽にもとても興味を持っているということをツアー中に感じました。white+の音楽も特別なものでしたから。


當時幾乎沒什麼樂團會去日本巡演,初次踏上不熟悉的土地果然非常的激動興奮。在巡演中有感受到日本人對中國的音樂也挺有興趣,white+的音樂也比較特別。





その後の何年かで、次々とツアーを計画しました。刘冬虹,张浅潜,雨国などのアーティストの東京ツアーです。このいくつかの経験から得た感覚を通して希望の種がゆっくりと植えられていったのです。2019年にはもう東京で何かをやろうとし、お店やることも考えて、当時一件物件を内見したりしました。12月に北京に戻ったあとにコロナ禍が始まってしまい、計画は後伸ばしとなりましたが。


在那之後過了幾年,陸續又策劃了劉冬虹、張淺潛、雨國等藝人的東京巡演,透過這幾次的經驗和得到的感受慢慢埋下了希望的種子。2019年時就想著要在東京做點什麼,也有想過要開一間店,當時還去看了一間店鋪。12月回到北京就開始了疫情,計畫也就這樣擱置了。





Q:当時東京で物件を見た時はどの地域でさがしたのでしょうか?条件は?

Q:當時在東京尋找店鋪的時候,有找了哪些區域呢?有理想條件嗎?



2019年に突然閃いたのは、中国のインディー音楽をこちらに持ってきたい、ということで、展示ができるスペースがあれば他はなんでも良かったです。高円寺の近くで見てました。


2019年也就是突然閃過的想法:希望能把中國的獨立音樂帶來東京,因此只要能有一個可以展示的空間就夠了。於是就在高円寺的附近看了看。



mogu space



Q:今もあなたは高円寺や阿佐ヶ谷で物件を探している最中だと思いますが、なぜこのエリアで探しているのでしょうか?

Q:現在應該也正在物色高円寺或阿佐谷的物件吧,為什麼選這個區域呢?



中国の言葉で、習うより慣れろ、というのがあります。この数年毎回東京に来るたびに高円寺を拠点としていましたし、知り合った友人は皆この付近に住んでいて、良く知った場所なのです。

あと高円寺の雰囲気と北京の鼓楼付近の雰囲気がとても似ているのですが、伝統の感じと現代の感じが共存してる、そんなところがとても似ています。


中國有一個詞叫先入為主。這幾年每次來東京都是以高円寺為據點,認識的友人也都住在附近,因此也對這裡比較熟悉。

還有,高円寺的氛圍和北京鼓樓附近的氛圍非常相似,有著傳統和現在併存的感覺。在這個部分真的非常相似。



元々コロナ禍が落ち着くのを待っていたのですが、まさか2年も経っても希望が見出せないとは思いもよりませんでしたので、とりあえず友人に日本で事務所の設立とワーキングビザの申請をお願いしてしまって、タイミングを待つことにしました。


原本是想等疫情趨緩再來進行,沒想到就這樣過了兩年還是看不到希望,於是決定先和友人在日本成立事務所申請工作簽證,等待適合的時機。





Q:コロナのこの2年、中国のお店の経営は大丈夫でしたか?なにか苦労されたことは?

Q:疫情的這兩年中國的店鋪還好嗎?有沒有遇到什麼困難呢?



政策による管理が原因で店舗は大抵営業停止となっていて、大変さは推して知るべしですね。家賃を払うお金もなくて、大家さんと家賃交渉することしかできず。

それでも今年はついに正常化です。今回復中といったところでしょうか。


因為政策管控的原因,店舖經常停業,困難可想而知。沒什麼錢可以繳房租,只能求房東調降房租,好在今年終於正常了,目前正在恢復中。



去年1ヶ月半かけてずっと物件を探していました、30-40件くらい物件を見続けたので、高円寺と阿佐ヶ谷の路地は目を瞑ってても歩けるくらいです。12月末に色んな条件が合う良い物件と出会い、仲介と通じて申請していました。


去年花了一個半月的時間一直在找適合的店鋪,陸續看了30-40間左右的物件,甚至閉著眼睛都能走遍高円寺和阿佐谷的巷弄。12月底的時候終於看到一間各方面條件都符合的地方,已經透過仲介提出申請,等待年後的結果。



Q:最新状況としては

Q:目前最新的情況是?


去年申請した物件は断られてしまいました。大家さんは店内でお酒を販売してはならないと。最近また阿佐ヶ谷商店街の中の3階にある物件に申請しています。立地は前より良く、家賃も結構高くなりましたが、通ることを期待しています。


去年申請的店舖被拒絕了。原因是房東希望店裡不要賣酒。最近又申請了阿佐谷商店街裡位於三樓的店鋪,位置比之前的好但也因此房租高了不少,希望可以早日通過!






果たしてmoguの東京出店の夢は果たせるのか、、

次回連載もお楽しみに!

次回はさらにmoguの立ち上げてきたスペースの歴史を紐解いていきます。


究竟Mogu的東京開店夢會不會成真呢?。。。

請期待下次的連載!

下次還會和大家分享mogu空間成立的歷史大解析!



to be continued ...







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